当院で対応できる症状
気管支喘息は、呼吸器疾患のアレルギー疾患で、当院がもっとも専門とする分野です。
気管支喘息の日本での有病率は、全人口の5%を占めるといわれ、比較的ポピュラーな病気です。成人してぜんそくを発症するケースも少なくありません。慢性的にせきが続く症状(慢性咳嗽)の人に、ぜんそくが多いといわれています。
気管支喘息は、アレルギー体質が引き金になって発症します。慢性的に気道が炎症状態になり、それが喘息の発作に結び付きます。気管支喘息の根治は困難ですが、正しく治療を続ければ、普通の日常生活を送ることができます。
当院では、呼吸に関する以下の症状に関しての検査が可能です。症状を早期発見することで、適切な治療に結び付けられます。
- せき
- たん
- 喘鳴
- 息切れ など
簡易肺機能検査について
簡易肺機能検査は、喘息や慢性閉塞性肺疾患の検査に有効です。総肺気量や残気量、肺拡散機能を検査できます。当院では、お子さまの肺機能検査も可能です(5歳以上)。
喘息は、呼気一酸化窒素濃度測定と、簡易肺機能検査の2つの検査結果をもとに診断します。慢性閉塞性肺疾患の診断には、簡易肺機能検査がきわめて重要で、この検査をしないと正しく判断することは困難です。
なお、診断には検査者のスキルがとても大切です。当院では経験豊富な医師やスタッフが揃っています。
レントゲンについて
レントゲンによる肺の検査は非常に一般的ですが、医師のスキル次第で疾病の兆候を見落としてしまう可能性もあります。
当院のレントゲン検査は、熟練の専門医が担当します。肺の病気は、がんや結核、肺炎といった、レントゲン写真に陰が出る病気が一番怖いといえます。
この正確な見立てが、大きな病気の早期発見につながります。
なお、レントゲン検査では判別が困難な場合には、より高度なCT検査を、提携している呼吸器内科の医院に依頼します。